地域包括ケア病棟(病床)

地域包括ケア病棟(病床)

ときどき入院、ほぼ在宅

地域包括ケア病床とは、
急性期入院治療後、回復に不安のある患者様を受け入れ、安心してご自宅や施設で暮らせるまで支援する病床です。

2025年に向けた医療提供体制の中で、高度急性期・急性期医療から在宅療養までを結ぶ要として期待されています。

当院は、平成30年6月より地域包括ケア病床を開設いたしました。

当院の「地域包括ケア病床(13床)」は在宅での療養生活を支える役割を担っています。
私達は、自宅や介護施設で状態が悪化した患者様、急性期の治療を終えた患者様が安心して退院できるように支援します。

また、地域や関連する施設との連携を大切にし、亜急性期から在宅への「架け橋」の役割を果たすことを意識して、切れ目なく患者様の療養を支えることが前原病院の使命と考えます。

そして2025年には団塊の世代の方々が75歳以上の後期高齢者となる年です。

それにより、総人口に対する65歳以上の高齢者の割合が24%から30%まで増加すると予想されており、国と各医療機関はこの困難な課題に対処するため、医療と介護の仕組みの変革に取り組もうとしています。

当院では、このような医療ニーズの変化に適切に対応するため、退院後の在宅医療への移行を支援し、地域包括ケア病床の機能を強化して参ります。

 

 

担当医:前原 敬悟

 

主に以下のような時にご利用いただける病棟です

  1. 急性期治療が終了した後、病状が安定・軽快して、在宅医療に移られることに不安をお持ちの患者様を受け入れ、医学管理や看護、リハビリテーションを実施して、在宅復帰を目指すための入院
  2. 身体の症状変化に伴う在宅サービス等が整うまでの入院
  3. 在宅療養あるいは居住系介護施設等に入所されている患者様の緊急時の受け入れ
  4. 『レスパイト入院(介護されているご家族を支援する為の入院)』の受け入れ
    レスパイト入院については、「入院のご案内」で説明をしております。
  5. 独居の高齢者の方が急な疾病のため在宅での生活(食事面など)に困難が生じた場合の一時入院

 

住み慣れた自宅、または、(居住系施設)で長く生活していただくことを支援する
  病棟です

  • 入院中は医師の指示により、運動器・呼吸器・脳血管リハビリを実施しています。
  • 入院期間は最大60日 ※再入院は原則3ヶ月後(体調不良による緊急入院を除く)です。
  • 自宅、入院前の在籍居住系施設への退院を目指します。
  • 退院後の療養方法について医療ソーシャルワーカー、介護支援専門員、看護師、リハビリスタッフへ気軽に相談できます。
  • 当院では、退院後の在宅支援関連施設として、老人保健施設、通所リハビリ、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション、訪問リハビリを配備しています。
  • 一般的な血液検査・レントゲン検査・投薬治療は可能です。一般病棟で行うような高額な医薬品の投与や特殊な検査などには対応できません。
  • 施設への入所待ちの方の受け入れは可能です。入院期間は最大60日です。
  • 入棟の対象となる患者様

    ・軽度肺炎、脱水、尿路感染、嚥下障害、褥瘡など早期治療を目的とする方

    ・他院受診で骨折の診断や転倒で体動困難、在宅復帰支援の必要性はあるが、入院できなかった方

    ・介護保険に伴う、退院後の介護サービス利用について支援が必要な方

    ・自立した生活が困難な場合、または、介護者が何らかの理由で、一時的に在宅介護が困難になり、
     短期的な入院が必要となった場合(レスパイト入院)

    ※地域包括ケア病床に入院できる決められた疾患はありません。あくまでも急性期の治療が終わり、
     在宅復帰(施設調整)のために、リハビリを行いたい方や、在宅で療養中の介護者の休養のための一時入院が対象です。

    レスパイト入院について

    • 当院退院後は、ご自宅にお帰りになる方がご利用出来ます。
    • 基本的に、介護者の急な事情、都合で不在となる場合の、入院対応と考えていますので、ご理解をお願いいたします。
    • 1回の入院期間は、数日から14日までです。(連続した入院の更新はできません)
    • 一般的な血液検査、レントゲン検査、投薬治療はできますが、入院の機会を利用した精密検査、積極的な治療は行いません。

     

 

担当医:略歴

氏名 前原 敬悟
出身大学 関西医科大学大学院
専門分野 内科 消化器内科
資格など 内科認定医
加入学会 日本緩和ケア学会会員
日本消化器学会会員
日本消化器内視鏡学会会員

 

 

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