内科

私の専門分野は消化器内科です。上部消化管内視鏡・大腸内視鏡・腹部超音波検査を駆使して適格な診断をすることを心がけています。そして外科的な治療が必要な場合には患者様と病状・受診の都合など充分に相談して紹介先を決定します。内科診療についてはどこまでも責任をもって診療します。

もう一つの専門は高齢者医療です。私が30年あまり前、福山のこの地に帰ってきたとき亡父前原慈朗はお年寄りの在宅療養と入院医療において家族の負担を軽減することを目標に診療しておりました。私はそれを引き継いで、院内から訪問看護を始めました。そして付き添いのいない病院を目指して基準看護の承認を受け、平成7年に療養型病棟の承認を受けました。高齢者のいろんな特徴を考慮した診療を行います。高齢者の要介護の評価について介護保険の認定審査委員を2年間勤めて理解しました。介護保険が始まるとき第1回ケアマネージャーの試験を受け合格しました。（ケアマネージャーの実務はしていませんが）介護保険についての知識を高齢者医療に役立て、高齢の患者さんのニーズに応えて、前原病院に来てよかったと思っていただける診療を行います。

前原病院には緩和ケア病棟（ハートベル　ホスピス）があります。娘の前原弘江医師古口契児医師が担当医ですが、平成15年から21年まで広島県地域保健医療対策協議会の中で府中・福山緩和ケア協議会の代表を務めて緩和ケアの知識を高めました。この知識を生かして、理事長としてハートベルホスピスをサポートして行きます。前原病院に来てよかったと言ってくださる方々に支えられています。

担当医：前原　敬悟

私は、医師として3つの顔を持っています。1つは、緩和ケア医としての顔。ここ最近は緩和ケア認定医も取得し、主な仕事は、緩和ケア医として勤めていました。

2つ目は、内科医としての顔。主な専門は消化器内科です。前職の福山医療センター退職後も、週に1回上・下部消化管内視鏡検査を担当させて頂き、専門病院の知識に少しながら触れさせて頂いています。そのご縁もあって、福山医療センタ―との連携は深く、多くの患者さんを紹介したり、逆にご紹介頂いたりしています。もちろん、消化管だけではなく、呼吸器、糖尿病、高血圧といった生活習慣病などの一般内科診療、高齢者医療も患者さんのニーズに併せて行っています。

3つ目は、放射線診断専門医の顔です。私の、元々の医師としてのスタートは、放射線科医として画像診断をしていました。頭から足の先まで全身の画像を診ていたので、その時の知識は、今、内科医、緩和ケア医としての仕事に非常に役立っています。これらに加え、昨年実は、日本ホリスティックブレイン協会の認定心理セラピストの資格を取得しました。数年前から、高齢者や慢性期・終末期の患者さんと接していて、その方々の心の状態や考え方が痛みやしんどさに影響するのを強く感じ、心理的アプローチが、必要なのではないかと常々感じていました。考え方のくせを知ることで、ストレスによる体の不調にも、つきあいやすく、楽に生きられるのではないかと思います。診療の中で、そういったこともお伝えできたらいいなと思っております。

今後も、患者さんや地域のニーズに合わせて知識を広げ、皆様のお役に立つ診療をして参りたいと思います。よろしくお願いいたします。

担当医：前原　弘江

血液検査はすべて電子カルテに入力、グラフ化され、
検査結果が理解しやすくなっています。

明るく清潔な診察室です。
経鼻用内視鏡を使用しています。

担当医：略歴